就職活動マーケット自体が仕掛けている「罠」とは?
もう一つ重要なことをお伝えします。
学生であるあなたに、エントリーやセミナーへの参加などの行動をしてもらうために、就職活動マーケット全体は、何をしていると思いますか?
実は、広告対象であるあなたの「焦り」とか「不安」な気持ちをよりいっそう駆り立てているのです。
なぜなら、それが“エントリー”や“企業に足を運ぶ”という行動に結びつくからです。
あなたも、こんな気持ちになったことはありませんか?
インターネット上で、
他の就職活動生の動きを見て焦ったり、
大事なイベントに参加し損なっているのではないかと不安になったり、
自分は出遅れているのではないかと思ったり、
何か大事なことをし忘れていたり、
聞き逃しているのではないかと不安になったり…
これらは全て就職活動マーケット自体が仕掛けている「罠」です。
あなたを就職活動業者のポータルサイトや企業の採用ホームページにエントリーさせ、企業広告を受けさせるための、「心理的なトリック」なのです。
でも、言われたとおりのことを実行していっているにも関わらず、あなたは未だにこんな気持ちを持っているのではないかと思います。
こんなことをやっていて本当に自分は受かるんだろうか?
一生懸命言われたとおり進めているにも関わらず、その不安はなぜ一向に解消されていかないのでしょうか?
今度は学生の立場から説明します。
まず、最初に根本的な質問をしますね。
あなたの就職活動の目的は何ですか?
難しく考える必要はありません。
答えは簡単です。
1. あなたにとって最高の企業を見つけること
2. その企業から内定をもらうこと
ですよね。
これすら、はっきりわからなくなっていまっていたとしたら、就職活動マーケットの罠に完全にはまって、かなり混乱してしまっている状態だと思いますので、頭をいったん整理してみてくださいね。
では、次です。
あなたのやっていることは、この目的を達成するためのプロセスになっていますか?
あなたがやっていることとしては、
1. インターンに参加する
2. 就職活動業者が運営しているポータルサイトに登録する
3. 大学が主催する学内セミナーに参加する
4. 就職活動業者が主催する合同企業説明会に参加する
5. 各企業が主催する企業セミナーに参加する
6. OB 訪問に参加する
7. エントリーシートを提出する
8. 筆記試験と面接を受ける
9. 上記のことをこなしていきながら、筆記試験の勉強と、自己PR・志望動機を作っていく
こういうことですよね。
もう一度よく見てください。
これは就職活動業界が用意した「企業広告」を受けるためのプロセスになっていますよね。
つまり、「企業広告」をしたいというマーケット全体の目的は達成できても、「あなたの目的」が達成されるプロセスにはなっていないのです。
“あなた”の目的と、“企業”・“就職活動業者“の目的のずれは、あなたに膨大な時間の無駄を与えてしまうばかりでなく、
ふと、気がつけば、お腹一杯の企業広告を受けてどこでも受かるような気になっていたものの、
採用活動が始まれば、志望していた企業からは軒並み内定をもらうことはできず、最終的には「自分のレベル」と「企業ブランド力」のあった企業から内定をもらうこととなる。
という恐ろしい結果になってしまいます。
結果的にあなたに残るのは、
“自分のレベルにあった会社からの内定通知”と、
“たくさんの企業から受取った「いい印象」”が、
あなたの就職活動の結果となってしまいます。
そうならないために、あなたにとって最高に必要なことをお伝えします。
あなたの目的を達成するために、あなたが今取り組むべきことは、
“100人に1人いるかいないか”の「どこでも受かる就職活動生」になる
ということです。
あなたが、「どこでも受かる自分」になってしまえば、あとは企業を選ぶだけです。
選ばれる立場から、選ぶ立場に、「いける会社」からしかもらえなった内定を、「いきたい会社」からもらえるように、なることが、今のあなたに一番必要なことです。
もう一度言いますね。
あなたは、就職活動マーケットに煽られ、焦らされ、企業広告を受けることばかりに時間と労力を使わされるのではなく、あなたの目的を達成するために、採用活動が始まるまでに「どこでも受かる自分」になっておく必要があり、そのためのプロセスをしっかり踏んでいく必要があるということです。