なぜ99%の人が第1 志望の会社から内定をもらえないのか?

なぜ99%の人が第1 志望の会社から内定をもらえないのか?


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筆記試験を受かって面接を受けにくる就職活動生が100人いたとすると、内定を出すレベルの人は1 人いるかいないかということです。


したがって、

採用予定人数50人(新卒入社予定数)、内定予定人数が60人(内定辞退者も含めた内定を出す人数)であれば、600人は一次面接に送り込む必要があり、


その600人に対応する一次面接官(現場社員)を確保する必要がある。


という計算をして、筆記試験・一次面接のスケジュールを練っていきます。


例えば、40000人が自社の採用ホームページにエントリーしている場合は、

希望する人には全員筆記試験を受けてもらい、一次面接に進む学生が600人になるように、筆記試験の上位1.5%に入っている人から、どんどん一次面接に進んでもらいます。


そして、一次面接での合格率を70%程度に設定して面接をして、

(現場社員の面接の採点はばらつきが激しく、内定レベルの学生を落としてしまう可能性もあるので、合格率は高めに設定します。)


600人×70%=420人


二次面接で420人を面接するように設定します。


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二次面接からは、採用人事の人間で対応する場合がほとんどですので、ここから数回、人事での面接を通してスクリーニングして、最終的にこの“100人に1人の内定を出すレベルの人”に内定を出すわけです。


つまり、


筆記試験:

40000人のうち希望者全員が受験。(大体85%が受験するので34000人)

合格率は1.5%に設定


一次面接(一般社員):

600人が受験。合格率は70%に設定


二次面接(人事):

420人が受験。合格率は30%に設定


三次面接(人事部課長レベル):

126人が受験。合格率は60%に設定


最終面接(役員面接):

75人が受験。この中から60人を選ぶ。合格率は80%


という感じで、次の通りです。



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エントリー者(=採用母集団):40000人

筆記試験受験者:34000人

一次面接受験者:600人

二次面接受験者:420人

三次面接受験者:126人

最終面接受験者:75人

内定者:60人


しかし、もちろんこれらは統計上の大体の目安です。


筆記試験・一次面接・二次面接・三次面接は同時並行で進めていきますので、それぞれの試験結果を見て、次のステップの人数が足りていなければ、前のステップの合格率を高めますし、予想以上に次のステップに人数が進んでいれば前のステップの合格率を低くします。


これが、人事がどうやって人数を絞っていくのかということです。


これを見てもらえればわかる通り、企業が行う採用活動は、最初から、“100人中1 人いるかいなかの内定レベルの人”をどのように絞り込んでいくのかということを基準に行っています。


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これが就職活動生が多くエントリーする人気企業の思考回路です。


そして、人気企業でない企業の場合、“100人中1 人いるかいないか”の人は他の企業に取られてしまいますので、例えば、自社のブランド力から100人中5番目までの人が自社にきてくれそうであれば、5番目までの人をいかに確保するのかという流れになりますので、内定レベルの人は“100人中5人いる”という前提で戦略を練っていきます。


内定予定人数がかなり多い企業であれば、例えば、100人中10番目までをいかに確保していこうかという流れになります。