就活で役立つ!略歴の書き方5つのポイント

就活で役立つ!略歴の書き方5つのポイント


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効果的な略歴作成についての手順についてです。


簡単かつ、効果的にあなたのキャリアを振り返っていただくことが目的です。


自分のキャリアを改めて振り返ってみたのは、3年前でした。


きっかけは、私が略歴作成の研修を受けて、「そう言えば、自分の略歴を作成したことがないな。よく知らない他人さんよりも、まずは、よく知ってるはずの自分の略歴を作ってみよう。」という軽い気持ちで作成に取りかかることに。


すると・・・「へ~!私ってこんな良いところあったのね~!」と新たな自分を発見。


これは、けっこう色んな場面で使えるかも!?


作成手順は、私が先生から教わったものをもっとわかりやすく、自分を振り返ることができるように改良してありますので、「なぜ」を深く考えることがポイントです。


「今ひとつ自分の良さがわからない」また、「もっと違った仕事にチャレンジしてみたいけど、自分の強みをどう探していいかわからないという方に、ほんの少しでもお役たつことができることを願っています。



・略歴とは、あなたのキャリアを簡潔にしたもの


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・過去に経験したあなたの人生


キャリアとは、本来、仕事だけではなく、過去に経験したあなたの人生を、事実から『意味づけ』したものです。


事実は見る位置や方向が変わると変わるんですね。


今回は仕事に限って説明していますが、場面に応じた自己紹介プロフィールを作る場合もこれの応用でできます。


シートの手順と注意点


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シートを書く前の準備


① 添付のシートを5枚くらい印刷する(足りなければ、後で追加印刷する)


② 鉛筆と消しゴムを用意する(必ずえんぴつで!)


③ 会社名と期間を記入する


会社が同じときは、年代順に部署、仕事内容、職種や勤務地などが変わったときをひと区切りにします。もちろん、転職や出向など会社が変わったときは区切りになります。


④ 仕事内容を書き出していく


どんな仕事をしていたか、具体的な作業の中身をできるだけたくさん思い出して箇条書きにしてください。この時、あなたの平均的な1日の朝から帰りまでの仕事を思い出すと書きやすいです。同じように、1週間、1ヶ月の仕事のサイクルでも思いつくまま書いていきます。印象に残っている仕事は特に詳細に。


⑤ 「誰」をよく考える


仕事に関しては、本来あなたがやってきたことを書いていただくのですが、意外に他人の仕事を書く人も多いのです。例えば、経理の仕事で「決算業務」と書いたとします。


でも、ひとことで決算といっても、最初から最後まで全て自分でやっていたのか、それとも法人税の申告書まで作成していたのか、決算書類をつくる内訳書を作成していたとか、補助的な仕事であっても具体的に書くことが重要です。


「誰」をよく考える=主語を明確にする

主語は、常にあなたでないと意味がありませんね。

大事なことは、あなたがやっていた仕事を明確にすることなのです。


⑥ 仕事の実績・どんなことに貢献していたかを書く


あなたが担当した仕事で、実績(成果、うまくいったこと)があれば書きます。


また、とりたてて実績が浮かばない場合は、「どんなことを心がけていたか」とか、

人から誉められたことなどについて、できるだけ具体的に書いてください。

(できれば数字が入るとなお良いです)


⑦ 自信度(再現性)を数値化する


個別の仕事や作業を、今、自分ができるかどうか(再現性)の自信度を点数にしてみます。(1~10 点)


⑧ 仕事の満足度を数値化する


その仕事を担当していたときの自分の満足度、充実度などを点数にしてみます。

(1~10 点)


⑨ 「なぜ?」を考えて書いていく


満足度を振り返って、なぜその点数なのか、高い点数をつけた仕事は、仕事の成果なのか、仕事をやっているときのプロセスなのか、一緒に仕事をしていた人なのか、何をおもしろいと感じていたのか、などなど、できるだけ深く「なぜ」を考えてみましょう。


印象に残っている出来事も同じように考えてみます。仕事の中で、最も「楽しかったこと・苦しかったこと」も書き出して、「なぜ」を考えてみてください。


点数の高いところは、あなたが大事にしている何かがたくさんあるところです。


手順の注意点とポイント


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  • 鉛筆で書く

最初からパソコンで作成すると、「きれいに作ろう」という気になって、項目がでてこないことが多いのです。書いたあとで、「あっ、そうだ!これも。」ってあれこれ順番もバラバラでよいのです。とにかく、思いついたことをできるだけたくさん書くことが重要なのです。


  • 【なぜ?】をできるだけたくさんの角度、視点で考える

「なぜ?」を深く考える=あなたが本当に大事にしていることや、うまくいかない原因など、共通することが見えてきます。


ただし、「なぜ?」を考える時に、視点の広さがないと、狭い範囲で考えても大事なことが見つからないこともあります。


広く考えるポイントは、『正反対の最』を考えることにあります。


☆ 最も楽しかった → 最も苦しかった

☆ 最も良かった ← 最も悪かった

☆ 最も誉められた → 最も怒られた etc...


良いところと悪いところを色んな角度(視点)で考えることが新しいものを発見するポイントです。


新たなあなたを“再発見!”手順


シートに書き出したら、次は、いよいよあなたのキャリアを振り返ります。

シートから過去のあなたに意味づけをする手順


①全体を見渡して、あなたの行動や思考パターンに共通点がないかを探す。


②長所(優れている点)と短所(劣っている点)を書き出す。


③あなたの得意なこと、不得意なことは何か。それはなぜかも書く。


※なぜの深め方は、シート書き方手順と同じです。


④あなたの成功の原因と失敗の原因を書き出す。


※成功=上手くいったこと

※失敗=上手くいかなかったこと


⑤4の成功と失敗の原因に何か共通点がないか、(単語でOK)探して書く。


パズルやクイズ感覚で探してみてください。なぞ解きです。(笑)


⑥仕事の区切りごとに、何を習得または、学んだかを書き出します。


やっていた作業から何を習得したかをひとことで簡潔に表すことが大事です。


最初は長い文章になってもかまいませんが、最後は、10 文字位内で簡潔に。


⑦今後どういう仕事をしていきたいか、それはなぜかを書き出す。


略歴作成の最後に、これから先、未来をどうしたいのかは、必要です。特に、あなたの年齢が高くなるほどに、重要になってきます。


⑧自分の長所が見つからない、または、今までと違う視点が見つからない時は?


まず、あなたの身近な人(両親、兄弟、友人、知人、同僚etc.)に聞いてみましょう。


その際、可能であれば、シートを見てもらいながら、話をしてみても良いでしょう。


あなたが見ている視点と違った角度で長所が見つかるかもしれません。


人に聞くときは、「私の良いところってどんなところ?」という聞き方をしてしまいがちですが、長所を探すときに、質問を考えてみましょう。


例えば・・・

「今まで、『これはマネ出来ないな~』と思ったことって何かある?」とか、「『他の人と比べると、こういうところが良いところだよね』ってところが私にありますか?」などなど。良いとこ探しの質問を考えてみるのも一つの方法です。


もちろん、ストレートに聞いてもOKです。


良いとこ探しのインタビューをする際、できるだけあなたと価値感が違うと思われる人や、身近に接している人など、偏りをなくし、視点の異なる人に聞くことがポイントです。


そうすることで、自分が気づいていなかった良さを見つけやすくなります。


失敗は強みに変わる!


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過去の失敗を強みに変えるには?


誰でも失敗のひとつやふたつあるのではないでしょうか?


特に、大きな失敗は強みに変わることは多いものです。

失敗をして、そこから学んだことはないでしょうか?


「あのときのあの失敗があったから、今○○している、××しないように△△な行動をしている。」そんなことはないか、あなたの経験を振り返ってみましょう。


面接の現場でも、その人の“かっこ悪い失敗”を教訓にして、「自分に××なところがあった」と認めて、「今それを活かして逆に○○に関しては、二度と同じ失敗をしないように、~~なことを身につけました。」とお話されていた方がいらっしゃいました。


私はそれを聞いていて、自分をよくわかっているかっこいい人だなぁと感じました。


年齢的にも50 歳くらいの方でしたが、かっこ悪いことを逆に強みに変えているすごい人だとも思いました。


このことは、面接の場面だけではなく、むしろ、仕事をするときの自分への自信にもつながっていくと思います。


失敗だけでなく、同じことがあなたの短所だと思っていることにも言えます。短所は一つだけということもないでしょうか?最大短所を最大長所にすることはできます。


「五体不満足」の乙武さんもそうではないでしょうか?



・効果的な略歴は面接対策にもなる!


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・略歴をつくることの本当の目的


ここまでお読みいただいたあなたは、もう、ひょっとしたら気づいたかもしれませんが、略歴が意味することは、単なる職務経歴書のリード文ではありません。


略歴をつくる本当の目的は、あなたの頭の中にある過去の出来事を整理し、輝く未来を創るための材料を探しだすことにあります。


面接では必ず「あなたの今までのお仕事をお話してください」とか、仕事の経験を聞かれます。


略歴というのは、文字通り経歴を略したものですから、あなたのこれまでの職業人生を簡潔にまとめたものになっているはずですよね。


だから、効果的な略歴をつくることは、面接であなたのこれまでの仕事を聞かれてもすぐに答えることができます。


また、略歴をつくる過程で、あなた自信のことをよく知ることになることと思います。


効果的な略歴は、書類選考のための職務経歴書だけではなく、その後の面接を突破するうえでも、重要になってくるのです。


★頭の効果的な使い方


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余談ですが、頭の中で考えていることや、知識や過去の経験などを紙に書き出すこと

は、頭を効率よく使う有効な方法なのです。


外に出すと、頭の記憶に使うスペースが少なくなり、思考(考えること)に使えるスペースが増えます。


定期的に知識や経験の整理をするために書き出すと、頭の効率を高めます。


パソコンも時々デフラグをして、ファイルの整理をしますよね。するとスピードが速くなります。頭のデフラグです。(笑)


まとめ


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さて、最後に略歴をつくる作業について説明します。


略歴のつくり方


略歴に書いておいたほうが良いこと略歴とは、文字通りあなたのこれまでの経歴を略したものですね。で、あなたの紹介をする目的は何でしょうか?


そう、あなたのことをよく知ってもらうためですね。


そこで、あなたの何を知ってもらいたいかが重要なのです。アピールしたいことは、何も大げさな実績でなくても良いのです。もちろん、そういった素晴らしい実績がある方は、さりげなく入れておいたほうが良いです。


具体的には、

① いつからいつまで(例1985 年3 月~1992 年9 月)

② どこで(社名、部署、勤務地など)

③ 何を(職種や仕事内容など)


経験して、

④ どのように(その仕事をするにあたって、どのようなことを心がけていたか)

⑤ どんな(その仕事によってどんなことを学んだとか、身につけた)

⑥ どれくらい(実績など、誉められたことは具体的な数字があると良いです)

⑦ なぜ(今後やりたい方向性、仕事内容など、なぜそう考えているのか)


大事なことは、あなたらしさがどのくらいあふれているかです。


そして、失敗からの学びや、過去できなかった不得意なことを克服したとか、克服にむけてこういう行動をしているなどあれば、最強です。


失敗から体験的に学んだことは忘れませんし、できない人の気持ちや、なぜできないかというプロセスがわかっているからです。


そういう私自身も、過去様々な失敗をし、そこから学んだことがたくさんあります。


最近、一般的に『キャリア』という言葉がよく使われますが、私がここで使っているキャリアとは、


◆過去の事実(仕事・職業・学習・趣味など人生全般)の意味づけ

です。


そして、【事実】は見る位置が変わると変わります。だから、略歴作成の過程であなたの過去の事実を別の角度、視点から振り返っていただくことによって、あなたの過去も変わります!


それは、「あなたのキャリアは何ですか?」と聞かれた時、「私のキャリアは、~~です。」というときの“キャリア”は、必ずあなたが意味づけをしたものですよね。


だから、意味づけが変わるとあなたの過去も変わります。


おわりに


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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


さて、いかがだったでしょうか?


あなたの期待にお応えすることはできましたでしょうか?


安易にキャリアコンサルタントに頼るのではなく、自分の力で色々考えて行動してみることが大事なのです。


そのうえで、「どうしても自分ひとりの力では煮詰まって、無理!」っていうときに活用するのが良いと思います。


キャリアディベロップメントは、あなたの未来創りです。


未来を創るというのは、夢を創り、それを実現するための人生計画の設計図を創ることです。


いつからでも、誰でもできます。