企業研究があります。
なぜそんなことするのかについては志望理由の
ところで軽く触れました。
ここでは、自己分析と企業研究について
もうちょっと詳しく述べてみたいと思います。
◇ 「なんで」を100回くり返す
ちまたでは自己分析することで本当の自分がわかった、
とか、自分の適性のある仕事について確信がもてた、
などなど若干宗教チックな話を聞くことがあります。
本当の自分がわかったり、自分の適性がわかったりして、
それで一体なんなんでしょう?
僕は就活において自己分析をやりませんでした。
というより前述の本を使ってやろうとはしたんですが、量が多
くてウンザリしたことと、そもそもなぜこんなことをするのか
理由がよくわからなかったことから、すぐにやめてしまいました。
実際に選考がはじまり、面接に参加してみると面接官が
聞いてくるのは「なんで」の部分であることがわかり、
それから自分の経験や考えや感情などについて
「なんで、なんで、なんで・・・」
をくり返してどんな質問にも対応できるようにしました
(けっきょく自己分析だね)。
志望理由に類する質問についても、
結局のところ面接官が聞いてくるのは「なんで」です。
じゃあ志望理由についても
「なんで、なんで、なんで・・・」
とやろうとしたところ、そもそも志望している会社や業界について、
ある程度詳しく知っておかないと、
自分の「なんで」に答える判断材料となる情報がないために、
答えようがないことがわかりました。
僕は就活当初、取れるだけ内定とって、
内定でた企業についてあとから詳しく調べ、
行きたいと思う企業に行こうと考えていました。
行く可能性のない(内定のない)企業について調べても時間の
ムダだし、めんどくさいから、という理由でした。